Windowsでゲームをプレイしていると、メモリやハードディスクの容量不足で上手く動作しないことがあります。しかしCPUやグラフィックボードの性能が十分であれば、買い替えるのももったいない話です。
そこでPCを買い替えることなくメモリやハードディスクの容量不足を解消できる方法を解説します。
Windowsゲームの必要最低スペックを確認しよう
まずは自分のPCがプレイするWindowsのゲームで必要とするスペックを満たしているか確認しましょう。一例として以下のゲームのメモリ容量(カッコ内はハードディスク容量)を挙げます。
- マインクラフト 8GB(4GB)
- フォートナイト 8GB(20GB)
- ファイナルファンタジー14 8GB(60GB)
これは最低限必要な容量なので、快適にプレイできるというわけではありません。メモリもハードディスク容量も、これより大きいと快適に遊べます。逆にギリギリこのスペックであれば、場合によっては動きがカクカクしたり表示が遅くなったりします。その場合には、容量不足を解消する対処が必要です。
メモリ容量不足を解消する方法
Windowsゲームを快適にするための、メモリ不足を解消する方法を解説します。
<メモリ容量不足時の対処方法>
とりあえず現状でメモリ不足を解消するためにできることを説明します。
- 使用中のソフトは終了させる
- 不要な常駐ソフトは削除する
- デフラグを実行してメモリ容量を増やす
PCではバックグラウンドでさまざまなアプリケーションが動作しています。それがメモリを使用しているので、できる限り終了させましょう。手順は以下のとおりです。
- 検索窓に「設定」と入力して「Windowsの設定」を開く
- 「プライバシー」を開く
- 「バックグラウンドアプリ」を開く
- アプリケーションのリストから不要なものをオフにする
また不要なアプリがあれば消去しておきましょう。
次に「デフラグ」を実行します。これはPCを使い続けることでハードディスク内に散らばったデータを整理する作業です。その結果、メモリの使用量を減らすことにつながります。
デフラグは検索窓に「defrag」と入力し、検索結果から「ドライブのデフラグと最適化」を選んで「最適化」をクリックするだけで完了です。
<メモリを増設する>
上記の方法を実行してもメモリ不足が解消されない場合には、メモリの増設が必要です。その場合、まずはPCの型番からメモリの最大認識容量とメモリのスロット数を確認します。
次に必要な容量のメモリを購入し、PC本体のフタを開けてスロットにメモリを差し込めば完了です。メモリは静電気に弱いので、端子部分に触れないようにしましょう。購入するメモリはデスクトップ用とノートPC用で違うので、間違えないように注意が必要です。
ハードディスク容量不足への対処方法
続いてハードディスクの容量不足の対処方法を説明します。
<ハードディスクの容量を増やす>
ハードディスクの容量不足を解消しましょう。以下の作業を行います。
- 不要なファイルとアプリケーションの削除
- クリーンアップ
まずはデスクトップにある不要ファイルは削除しておきましょう。次に使わないアプリケーションも削除します。以下の手順で行います。
- スタートボタンを右クリック
- 「アプリと機能」をクリック
- 不要なアプリケーションをアンインストール
続いてクリーンアップを行います。PCを使い続けることで増えていく一時ファイルを削除する作業です。以下の手順で実行しましょう。
- タスクバーから「エクスプローラー」をクリック
- 左端のウィンドウから「PC」をクリック
- Cドライブをクリックして「ドライブツール」タブをクリック
- 「クリーンアップ」をクリック
<外付けのハードディスクを購入する>
上記の作業でもハードディスクの容量不足を解消できない場合には、外付けのハードディスクが必要になります。ハードディスクは数TB(テラバイト)の容量でも1万円ほどで購入できます。
あるいは高速なSSD(ソリッドステートドライブ)も1TBの容量で1万円を少し超えるくらいの価格で販売されています。SSDにWindowsゲームをダウンロードしておけば、ゲームのロード時間が短縮されます。
増設はUSBポートに差し込むだけで、そのまま使うことができます。
まとめ
Windowsのゲームや人気のオンラインカジノを遊ぶ場合、容量不足となっているメモリやハードディスクは、いくつかの対処をすることで解消が可能です。それでも容量が不足する場合には増設すれば、PCを買い替えることなく快適にWindowsゲームが楽しめます。